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4月25日長谷川先生勉強会 IN 東京ミッドタウン

 4月25日は、東京・日本橋で開業されている長谷川嘉昭先生を講師に、六本木の東京ミッドタウンで、インプラントと歯周病治療のクロスオーバー領域に関して、まる1日勉強会を実施しました。

長谷川

長年臨床に携わっていますと、やはり天然歯の良さというものを痛感せざるをえません。

インプラントは、確かにかなり天然歯に近い所まで、トータルな性能と質が向上はしているが、完全に天然歯と同じかというと一長一短あるというのが正直な所である。

咬む力を支えるという点では、明らかにインプラントの方が強い力に耐えることができるが、咬む際の柔らかい感じは天然歯の方が勝っている。

また、インプラントは骨につきささったネジみたいなものなので、歯茎との線維による結合は全くなく、歯周病になりやすい。

ですので、インプラントは、咬む力を大きく支える場合や、義歯やブリッジが、何らかの理由で入らない場合の次の一手として考えるべきものである。

インプラントの臨床に日々関わっていると、インプラントを入れる患者さんの多くが、無意識の内に上下奥歯を弱い力で長時間接触させる習慣のある人が多いのに気づかされる。

逆に言えば、この習慣があるために、歯や歯周組織に過重負担がかかり、大きな虫歯を作ったり、歯周病が急速に進行して歯を喪失してしまったと言えるであろう。

また、義歯をお口の中に入れたとしても、この習慣のせいで、適合の良い義歯でさえ、3〜4日経つと、顎の粘膜に痛みが出てしまう。

さて、本題に戻ろう。

ミッドタウンで行われた長谷川先生のお話は、やはり、天然歯を十分に守り、その上で、全体の治療のバランスをとった上で、インプラントは用いるべきであるということであり、一人一人の患者さんの価値観や生活背景を熟慮し、患者さんと良くコミニュケーションをとって治療計画を決めるべきであるということでした。

もちろん、術後の定期的なクリーニングの重要性は、言うまでも無いことであろう。

昨今の、最初にインプラントありきという風潮に厳しい警鐘をならすものであったといえるであろう。

at 22:11, スマイルクリエーター, ペリオ(歯周病)勉強会

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