5月16日ICOI JAPAN implant symposium

 5月16日横浜は朝から快晴
学会会場は、おなじみのパシフィコ横浜である


pacifico

午前のメイン会場のゲストスピーカーはチーム・アトランタのMaurice Saloma先生です。

講演テーマは「Success by design:esthetics in simplified and complex therapy」であり、上顎前歯部領域を中心にどのように審美的な結果を出すべきかという臨床上の具体的な計画と治療戦略に関して、臨床ケースを中心に、詳細なお話を伺うことができました。


saloma

前歯部審美領域に関しては、これから日本でもインプラントの術後のトラブルケースが増えてくるのは、ほぼ間違いありません。

トラブルの第一の原因は、やはり抜歯後1〜2年経過した後の、経時的な自然な骨の吸収による歯肉退縮にあり、この点を考慮して、骨や軟組織の造成をかなり多めにしておく必要性があります。

また、万が一、歯肉が下がった場合も、結合組織移植などで、迅速なリカバリーが必要であり、この点も予め患者さんにお話することも、大切なポイントです。

ランチョン・セミナーは、ストローマンとノーベルの2社が実施し、午後からは、ICOIの会長であるPalti先生が、メイン会場で、主に水平的・垂直的な骨造成について、ソケットプリザベーションも含めて、講演されました。

palti

今回の新しいトピックとしては、Sonic Weldというものが、紹介されドイツの整形外科や脳神経外科で用いられる、生体吸収性材料でできた膜を止めるピンや、新たな遮蔽膜が紹介され、シンポジウムの全ての日程は終了しました。

現在はインプラントを入れることよりも、どのように環境を整備し、永続的で安定した結果が得られるかという方向へ向かって、研究開発が進む時代に入ってきている時代になっていると言っていいであろう。

最後に、Palti先生が冒頭に話されたことをお話して、終わりにしよう。

「患者さんが、欲しいのは歯であって、インプラントそのものではない」

けだし、名言であろう。

at 22:28, スマイルクリエーター, インプラント学会

-, trackbacks(0), - -

5月15日・2010 ICOI Japan Implant Symposium in Yokohama


今日5月15日は、横浜のみなとみらい地区にあるパシフィコ横浜で開催されるICOI Japan  Implant Symposiumへ、やってきました。


ICOIとは、International Congress of Oral Implantologist の頭文字をとって名づけたものであり、世界で最も大きくしかも権威あるインプラントの学会の一つです。

ここアジア地区でも、毎年ICOI主催で、いくつかの大きな学会が催されており、今年は、横浜とアモイ(中国)で開催されることになっています。

ここ横浜では、主に日本と韓国のドクターが集まり、15・16の二日間にわたり多岐に渡るテーマを設けて、講演と質疑応答が行われます。

今回の目玉は、なんといっても海外演者のNY大学のWallece先生、チーム・アトランタのSalama先生、ICOI学会長でドイツで活躍されているPalti先生の3人なんですが、もうひとつ韓国のドクター達の臨床レベルを知る絶好の機会となります。

韓国でも、医療には国の健康保険というものがありますが、こと歯科に関しては、簡単な虫歯を詰めることや歯周病には、保険適用されますが、冠やブリッジや義歯には適用されません。

このため、韓国は国の経済力の上昇に伴い、歯科治療のレベルが、国際水準と肩を並べる位にアップしてきており、特に、歯科の分野では、日本の平均的な歯科治療の質というものは、韓国・台湾・中国の後塵を拝することになりつつあります。

要するに、旧来の米価の政策と同じで、、いくら質の良い米を生産しても、価格が一定では、生産者の熱意が失われてしまいます。

本題に戻りましょう。

15日午前は、まず、日本のドクターが、インプラント周囲の軟組織をどう回復させるかということと、抜歯後すぐにインプラントをアゴの骨の中に入れることに関して講演が行われました。

午後は、NY大学のWallece先生が、上顎洞にまつわるいろいろなトラブルシューティングを快刀乱麻の如く次々と解決していき、さらに別の会場では、韓国のドクターと筆者との間で、PRFやCGF
に関して、貴重なディスカッションをすることができました。

また明日には最終日のシンポの模様も報告します。

at 22:00, スマイルクリエーター, インプラント学会

-, trackbacks(0), - -